こんにちは〜!こんばんは〜!まるっピです!
先日、大阪中之島美術館で開催中の
小出楢重大回顧展「美しき油絵」へ行ってきました。
会期:2025.09.13(土)〜11.24(月・振休)
最近はデザイン寄りの展示に行くことが多かったので、
久しぶりの油絵にワクワクしながら美術館へ向かいました。
やっぱり私は、油絵が好き
展示を見てあらためて感じたのは、
「やっぱり油絵が好きだ!」ということ。
塗り重ねられた色や、輪郭・明暗のはっきりした画面――
静かに訴えかけてくるものがあって、心を掴まれました。
“静物画”にはじめて心が奪われた
小出楢重といえば裸婦像が有名ですが、
今回の展示で私の心を一番奪ったのは 静物画。
正直、それまで静物画には
「果物やグラスが置かれている絵」という程度の印象しかありませんでした。
でも、小出さんの静物画は違いました。
磨かれた机の上に、不恰好な野菜や果物が並ぶ――
その影が淡く机に映り、空気ごと閉じ込められているよう。
気づいたら、絵の前から動けなくなっていました。
「静物画って、美しいんだ…」
人生で初めてそう感じた瞬間でした。
裸婦像は“変な顔なのに美しい”
もちろん、小出さんを代表する裸婦像もたくさん展示されていました。
近づいてじっくり見ると、
体つきはとても艶やかで、特にお尻と太ももは
女性の私でも触れてみたくなるほど肉感的で美しい。
なのに、顔がなんだか変……(笑)
「どうしてこうなるの?」と不思議で、
このアンバランスさに思わずクスッとしてしまいました。
きっと小出さんは、
お尻と太ももに一番惹かれていたんだろうな〜
そんな気がして、急に親近感がわきました。
活動的な画家だった
小出楢重はフランスへ渡って学んだり、
日本で美術学校を立ち上げたりととても活動的。日本の芸術教育に大きく貢献されたことも学びました。
絵だけでなく、人生そのものが魅力的な人だったのだと感じました。
さらに、モディリアーニ&佐伯祐三も!
展示の最後には、
中之島美術館所蔵のモディリアーニ、
そして佐伯祐三の作品も鑑賞することができ、
思いがけない豪華さで、こちらも見応え抜群でした。
残念だったこと…
今回、一番ショックだったこと。
小出展の専用ショップがない!
展示の余韻に浸りながら
「静物画のポストカード買って帰ろ〜♪」
と思っていたのですが見当たらず…。
図録のみがミュージアムショップに静か〜に置かれていました。
せっかく感動した作品が買えないなんて…
これだけは本当に残念でした。
おわりに
久しぶりの油絵鑑賞に心が満たされた一日でした。
小出楢重の絵は
控えめなのに、なぜか目が離せない
そんな不思議な魅力があります。
静かに寄り添うような絵が好きな方には、
ぜひおすすめしたい展覧会です。




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