こんにちは〜!こんばんは〜!まるっピです。
今日は仕事が休み。そして次男坊はまさかの学級閉鎖…。インフルエンザが大流行のようです。
「これはもう、イタリア展に行くしかない!」と、ずっと心に引っかかっていたアトラス像を見に、大阪私立美術館へ行ってきました。学校の先生には内緒です。
■行けなかったイタリア館、そして再びめぐってきたチャンス
実は私、関西万博に4回も足を運んだくせに、イタリア館だけは長蛇の列に怖気づき見られなかったんです。
万博が終わってからも後悔がじわ〜っと残っていて、「あの時並んでおけばよかった…」と何度思ったことか。
ところが、美術館での再展示が決まったと知った日、もう嬉しくて、ガッツポーズ。
当初はチケットが予約制でした。
アトラス像の人気を甘く見ていた私は、母と行こうと日時を合わせてアクセスしたら、前日完売…。
画面の「完売」の文字に、思わず頭を抱えました。
神様に「観たいならイタリアまで来い」と言われているような気分に。
■追加販売の日、18,000人待ちの衝撃
それでも諦めずに毎日のようにサイトをチェックしていると、なんと追加販売のお知らせが!
予約チケット追加販売の日時は11月18日正午。
その日は仕事だった私は、職場のスタッフさんにお願いし、12時前からスタンバイ。
しかし…サイトに入るまでの整理番号が なんと18,000人待ち。
スマホを見つめながら、心で静かに泣きました。
結局サイトに入ることすらできないまま完売。当日券に賭けることにしました。
■次男坊のひと言が背中を押してくれた
体力も気持ちも疲れ切っていて、正直「行くのやめようかな…」と思っていた前夜。
そんな私に次男坊が一言。
「行きたかったんでしょ?僕も一緒に行くから、観に行こうよ!」
この言葉に背中を押してもらいました。
朝から家事を済ませ、家を猛ダッシュで飛び出し、満員電車に揺られながら美術館へ。
8時半に到着すると、すでに40人ほどの列が。人気のすごさに驚きつつ、次男坊と他愛ない会話を楽しみながら待ちました。
9時15分の販売開始と同時にスムーズに購入でき、入場は10時〜10時20分の枠。
カフェでホットコーヒーと、次男坊はかぼちゃスープで体を温めながらゆっくり待ち時間を過ごせました。
■ついにアトラス像とご対面!


高さ2メートル、重さ2トン。
1,800年以上前に彫られたとは思えないほど美しく、目の前に立った瞬間、時が止まったような感覚。
天球儀に刻まれた星座は、地上から見上げた星ではなく、宇宙から眺めた視点。
黄道、天の赤道、常現・常隠圏…。
古代の観察力と技術に、ただただ圧倒されました。
1,800年前、日本はまだ弥生時代。
稲作で日々奮闘していた時代に、ヨーロッパではこんな壮大な作品が生まれていたと思うと、壮大な時間旅行をしたような気持ちに。
■ほかの展示作品も見ごたえ満点
●ペルジーノ「正義の旗」

荘厳で神聖な雰囲気に一気に心をつかまれました。
聖母子の周りを舞う5体の天使たちがとても印象的。
●伊東マンショの肖像画

16歳でヨーロッパへ渡った天正遣欧少年使節のひとり。
その若さで日本を背負い、異国へ旅立つなんて…胸が熱くなりました。
しかも彼が書いた感謝の手紙の日付が、なんと私の誕生日と同じ。
1585年と1985年。400年違いの偶然にひとりで感動。
●レオナルド・ダ・ヴィンチ「アトランティコ手稿」


精密すぎるスケッチにただただため息。
今も残っていること自体が奇跡のよう。
■行ってよかった。心の奥まで満たされた一日
次男坊と一緒に行けたことも大きな思い出。
歴史と時代をまたいで、イタリアへ旅したような気持ちになれました。
当日券も9時15分前後なら購入できそうだったので、興味のある方はぜひ。
展示作品ひとつひとつが、長い歴史と技術の結晶でした。





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