歌川国芳展 レビュー

ミュージアム

こんにちは〜!こんばんは〜!まるっピです!

行って参りました!国芳展!パチパチパチ〜

歌川国芳展 ー 奇才の絵師の魔力

2024.12.21sat – 2025.02.24mon

大阪中之島美術館

江戸末期の浮世絵師、歌川国芳は今から約230年前の1797年の江戸の町に誕生!幼少期から絵を学び、本格的に活動し始めたのは、15、16歳ごろ。初めのころは浮世絵師としてとても苦労したそうです。

歌川派と呼ばれる浮世絵師の流派の中で学びますが、国芳の「自由で気ままな尖った性格」が邪魔して、歌川豊国師匠からは少し距離を置かれるなどで、なかなか芽が出なかったそう。

そんな中、モテにモテまくってる一番弟子の兄弟子(歌川国貞)のモテっぷりを見て、

『うらやましーーーー!!』って。笑

国貞先輩はまさにスーパースター!画力で勝つことなど到底無理!

歌川派以外の他ジャンルも勉強し、色々な画法を取り入れ自己流を磨いていく。

模索する中たどり着いたのが、『武者絵』

※武者絵とは、歴史・伝記・軍記物などに登場する英雄や武将、合戦の場面を描いた絵のことです。

「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり 舌噛みそう〜笑

「本朝水滸伝豪傑八百人一個」ほんちょうすいこでんごうけつはっぴゃくにんのひとり

浮世絵の連作が大ヒット!『武者絵の国芳』と呼ばれるように!

ダイナミックな構図

国芳の絵はとてもダイナミックで、大胆!

紙からはみ出しそうなくらい大きく描かれていたり、構図がとにかく大胆だなぁと感じました。

描かれている人物の躍動感がすごくて、この角度で足の裏って見えないよね〜なんて思いつつ、体の関節がクネクネ渦を巻いて『動』というものをすごく感じました!面白い!

こんなに動きのある浮世絵があったなんて、新発見でした!

物語のストーリーが、絵を見るだけでなんとなく想像できる。

この画面全体を使った構図。とても迫力がありました!

私の知っている浮世絵は、【空白を生かす洗練された静けさ】のようなイメージでしたが、

国芳の作品は、もぉ〜動きに動きまくってグネグネと、水しぶきが飛んできそう!

クスッと笑えるユーモア

国芳の作品はユーモアがすごい!人だけじゃなく、色々な動物たちも描かれていて、可愛い動物たちを探すのも面白い!

国芳はだいの猫好きで、いつも膝の上に猫を乗せて、作品を描いていたそうです。

私も猫好きなので親近感。笑

猫や魚、たぬきやキツネ、鳥にカエル。いろんな動物が擬人化されて描かれていたり

擬人化は動物だけにとどまらず、コマや瓢箪などの擬人化もされていて、見てて笑っちゃうような作品ばかり。

お茶目な妖怪たちもたくさん登場!

浮世絵の当時の2代ジャンルである、役者絵と美人画。

国芳に美人画を描かせれば、それまでの浮世絵とは違い、「鏡の前で猫の手を持って遊ぶ美人画」だったり、「スイカの種をとる美人画」だったりで

国芳の作品は見る人を楽しませる、エンターテイメントがたくさん詰まっていました!

細やかで華やかなデザイン性

国芳的浮世絵は大胆で動きがあるそれでいて、細部までとても細かく描かれていて、毛の一本一本、入れ墨の細かな模様、着物の柄、波、水しぶき…近くで見れば見るほど新たな発見が!

『虫眼鏡を持ってくればよかった』と思うほど、細かな装飾があちこちに描かれ、着物の模様や、刺青の柄など細部のこだわりが本当にすごかった!

これまでの浮世絵の素朴感とは違って

派手で煌びやかなデザイン性が際立つ作品がとても多かったです。

そんな細部まで見て楽しい作品たちを全て見るのに2時間30分もかかりました!

全作品、なんと400点もの展示があったらしく、なかなかの見応えでした!

グッズ

展示会といえばグッズ!今回も楽しみにしておりました!

ジャ〜ン!

国芳が描いた猫たちのアクリルチャーム!か、かわいい〜。

何が当たるかはお楽しみ!っになっていました。

そして驚きの55種類!そんなにいたのね猫ちゃんたち〜

猫マスコット「はりこ」もとっても可愛い。

グッズを制作するチームの人達も

作ってて楽しかただろうなぁ〜と思えるようなグッズばかりで、これもまた見ていて楽しかたです。

本当に楽しい展示会でした!

2月24日(月)までの展示会になっていますので。興味のある方はお早めに〜!

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