【圧倒的没入感!】蜷川実花展「彼岸の光、比岸の影」レビュー!

ミュージアム

こんにちは〜!こんばんは〜!まるっピです!

これこれこれこれ〜!ついに行ってきました!

蜷川実花展 with EiM 〜彼岸の光、比岸の影〜

2025. 1.11sat – 3.30sun

京都京セラ美術館 新館 東山キューブ

とっても楽しみにしていた蜷川実花展!やっと行ってきましたので、レビューしていきたいと思います!

とても人気な展示会なので、事前予約が必要かと思いましたが、ホームページに特に記載がなかったため、そのまま会場に向かいました。

結果、当日券で行けました!が、日曜日に行ったので、少々混み合っており、整理券が必要でした。※混んでいる場合は整理券の配布ありです

整理は、正面入り口から入り、階段を上がったエントランスロビーで配布されていました。美術館に着いたらまずは整理券をもらいに行きましょう。

私は14時30分に到着し、1時間後の15時30分からの整理券をもらいました。

15時30分までの1時間は京都京セラ美術館の隣にある、平安神宮へちょこっと観光してきました。

ちょうど節分の日だったこともあり、かなり多くの人が観光に訪れていました。

屋台もたくさん!お祭り気分で小腹を満たし、あっという間の1時間を過ごして、ワクワクしながら蜷川展の会場へ。

蜷川実花の世界へようこそ

完全に没入型イマーシブの展示会でした!

写真家であり映画監督の蜷川実花さんが手がける映画『ヘルタースケルター』や『人間失格 太宰治と3人の女たち』はとても好きな映画ひとつです。

花や虫、流れる水、雲、光。自然の中にあるものから生み出されるアート。コントラストが強めのビビットな色彩の魔術師、蜷川実花さん。

チケットを読み込んでもらい、いざ、会場へ!展示会場に進んだ先の窓ガラス全面に透き通る写真がお出迎え!

『Liminal Pathway』※人がたくさんで写真を撮りそこないました。泣

鮮やかなお花の透き通る写真の先には京都の街並みが今という時間で流れている…一気に色彩の世界に〜

会場の入り口は、まるで真っ暗なトンネルのよう。ドキドキしながら足を踏み入れます。

最初の部屋

『Breathing of Lives』では都市の中で感じられる命の息づかいをテーマに、いろいろな都市の写真の映像と光と音表現されていました。京都ならではな写真もありました。

映像と光と音がシンクロして、圧倒的没入感!!

ランダムに並べられた透明な箱。箱の中に映像が流れているんですが、一体どのようにして流れているのか。コードに繋がれているわけでもなく、綺麗なクリスタルの箱。

真っ暗な部屋の中で、透明の箱に光が当たって乱反射。からだに響く音。透明の箱からふわっと映像が浮かび上がる。

現実と夢の中を彷徨うような、そんな感覚でした。

映像と映像の狭間

次は、四千本を超える彼岸花の花畑!!

『Flowers of the Beyond』

ギリギリまえが見えるぐらいの暗い部屋にぼわんと浮かび上がる彼岸花の真っ赤な赤。少し怖さも感じつつ、通路を抜け出ると、大きなスクリーンが!

『Blooming Emotions』

大きなスクリーンにはふたつの映像が前後で同時に流れていました。

奥のスクリーンには鮮やかな空の雲が流れる映像が、手前では黄色やピンク、色とりどりの花畑の映像が流れている。手前の映像は透き通って見えるので、二つの映像が重なるとなんとも不思議な世界観。

こちらも音楽と共に映像が流れ、入れ替わり立ち替わりいろんな景色を見せてくれます。

こちらの映像は、とても優しい色の表現で、少しかすれたような色彩。

どこか懐かしい、子供の頃に見たような。

もう戻れない昔を、記憶を頼りに旅をするような。ちょっとうるっと来ちゃう!そんな感覚でした。

目玉ギョロギョロな額縁たち

少し懐かしさを感じている私を待っていたのが、蜷川さんがひとつひとつ手作業で作られたであろう装飾もりもりの額縁たちと飾りたちの展示でした!

『Liberation and Obsession』

装飾のあちこちに目玉がギョロって!ちょっとドキッとさせられるような、強烈さでした!

周りの若い子達は「え?病んでない?」「病んでるよね?」って。笑

確かに闇や不安のようなものを感じる。

少し目を背けたくなるような世界観ですが、誰もが心のどこかに抱える闇を表現しているようでした。

ギラギラジャラジャラしていて、一見不気味だけれど、私は結構好きな作品たちでした。

光が映し出す世界

次は光と影で表現する、半透明の写真パネルがたくさん並んでいるゾーンへ。

『Silence Between Glimmers』

パネルが照らされることにより影が伸びて地面の上に鮮やかな写真が映し出される。

美しい!

キラメキと静寂の間。いろんなパネルに当てられたライトはさまざまな角度で、それぞれのパネルに味がある。

透き通るパネルに透き通る影。私も透き通って混ざっていきそうな。素敵な空間でした。

若者たちはたくさん写真を撮り、小さな子どもたちは透き通る影を踏んで飛び跳ね、楽しそうにしていました。

キラキラな世界

その先には、1,500本を超えるクリスタルガーランドが高い天井から吊り下がっている。

もぉ〜キッラキラ!キッラキラです!

『Whispers of Light.Dreams of Color』

ガーランドの中を通ることもできたのですが、すごく混んでいて、私は断念しました。

中を通ると360度キラキラな世界を体験できたんだろうなぁ…

3月30日まで開催しているので、平日に行けるタイミングがあれば、もう一度チャレンジしたいと思います!

スポットライトが左右上下に動き、さまざまな角度で乱反射!キラキラの向こう側の世界を体験してきました。

造花の圧倒される世界 映像の圧倒される世界

ここは美術館なのか?映画のセットに迷い込んだような…

『深淵に宿る、彼岸の夢』

『Dreams of Beyond in the Abyss』

造花造花造花!色とりどりの造花が足元から、頭上からも所狭しと桜が枝垂れている!大木があちこちに!ここが美術館であることを忘れてしまうほど。

ライトアップも音に合わせて赤から青白い光に変化して

光の色、光のあたる角度、によっていろんな表情に変化する造花たち。

美しさに酔い、陶然とし、恍惚としたふわふわした気持ちになりました。

造花だらけの美しい魅惑の空間を抜けると、

正方形のキューブ型の部屋へ、この部屋は上下が鏡!横の4面が全てモニターになっていて、

音楽に合わせて映像が流れます。雲が流れる映像が4面全てで流れたりするとまるで空を飛んでいるよう!風まで感じられそうな錯覚に。

床も鏡になっているので、ミニスカートの方は要注意!私はズボンだったので大丈夫でした。

スカートの女性には黒い布の配布もされていたので、しっかり巻いたら心配ないと思います。

自分の内側へ没入

最後は大きなスクリーンに映像が音楽と共に流れているエリア。

座って見れるスペースがあり、クッションなども置かれていて、それぞれがリラックスして、没入していく。そんな空間が用意されていました。

『Embracing Lights』※没入した結果、写真を撮るのを忘れてしまいました。汗

混んでいたので、リラックスとまではいきませんでしたが。泣

ボーッと自然の映像を眺めていると、ノスタルジックな気持ちに。

蜷川実花さんが描く『生』と『死』、そして『無常』というテーマの考察に自然と誘われる。

美しもの、朽ちてゆくもの、儚さ。切なさ。視覚的なインパクトだけでなく、心に余韻が残る。

現実と幻想の狭間の世界を体験、美しい空間に圧倒され忘れられない展示会となりました。

自然の美しさに感動し、何か感じれるものが必ずある!自分を見つめ直す機会にもなる。

興味のある方はぜひ!体験してほしいと思います。

グッズ

美術館、展示会といえば!グッズ!

蜷川実花展グッズ、たくさんありました!

エコバックやTシャツ、帽子。靴下、水筒、ネイルチップなんかもありました。

ネイルチップが半透明で蜷川実花展がそのまま表現されていて、お土産なんかにもおすすめです!

定番のファイル類、ポストカード、缶バッチ。ステッカー、アクリルチャーム、キーホルダーも。

まるっピはいつもポスターやポストカード数枚買って帰ります。

今回ポはスターはなかったんだけど、ポストカードが大判!大カットポストカードで、可愛いのがたくさんあったので3枚購入しました。

皆さんもチェックしてみて下さい。

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