こんにちは〜!こんばんは〜!まるっピです!
今回、久しぶりに美術館に足を運びました。
今、大阪中之島美術館で開催中の「拡大するシュルレアリスム」に行ってきました。
「拡大する」とは!なんだかワクワクさせるタイトルですよね。
シュルレアリスムは私たちの無意識の中、日常のあちこちにあるんだそうです。
展覧会情報
- 展覧会名:拡大するシュルレアリスム ― 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ
- 会期:2025年12月13日(土)〜2026年3月8日(日)
- 会場:大阪中之島美術館4階展示室
- 開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
シュルレアリスムってなに?
シュールの語源でもあるシュルレアリスム(超現実主義)は、1924年に
アンドレ・ブルトンが提唱した芸術運動です。
キーワードは
- 無意識
- 夢
- 偶然の連想
フロイトの深層心理学の影響を受け、現実を超えた夢や無意識の世界の探究。
理屈ではなく、心の奥から湧き出るものを大切にする考え方です。
「シュールだな〜」と言いたくなる時や、感じる時って、どこか切り離されたような世界観を感じた時ですよね。
言葉の意味を深く考えずに使っていましたが、使い方としては間違っていなかったようです。
代表的な作家たち
本展では、
- サルバドール・ダリ
- マックス・エルンスト
- ルネ・マグリット
など、シュルレアリスムを代表する作家の作品が紹介されています。
特に印象的なのが、
マグリットの《レディ・メイドの花束》(大阪中之島美術館所蔵)と
《王様の美術館》(横浜美術館所蔵)が並ぶ展示。
同じ作家の作品を並べて見る贅沢さ。
見比べることで、作品の奥行きがぐっと広がります。
私が思っていたよりもずっと大きな絵画で、迫力もすごい!


芸術は「日常」へと広がった
今回の展覧会の特徴は、
“美術作品”だけで終わらないところ。
シュルレアリスムは、
- 広告
- ファッション
- インテリア
といった、私たちの暮らしの中にも広がっていきました。
約100年のスケールで、
芸術が社会にどう影響してきたのかを体感できる構成になっています。

作家たちと私の感想
ルネ・マグリット
私も大好きなルネ・マグリット。青リンゴとシルクハットが印象的な画家です。
マグリットの作品の前に立つと自然と足が止まります。
マグリットの作品は、とても静かで理知的。色使いもくっきりと整っています。
でも、眺めていると「ん?」となるんですよね。
きっとこの世界には風も吹いていないんだろうな、と思わせる静かな異世界。
マグリットの作品は、静かに語りかけてきます。
なんなんだこの世界観は。
言葉と受け取るイメージのずれが、私の探究心をくすぐって、ずっと見てしまう。絵に引き込まれるとはこのことを言うんだなと感じさせてくれる画家です。
サルバドール・ダリ
サルバドール・ダリは、溶けた時計があまりにも有名な画家ですよね。
どんな人でも、溶けた時計のモチーフは目にしたことがあると思います。
シュルレアリスムの作品は、硬くて直線的で無機物。静止した世界。そんなイメージがあります。でも、ダリの作品は、無機物で硬いはずの時計が溶けている。
もう、これは緊急事態です。
無機質な世界の中で、時計だけが動きを持っている。脳内がプチパニックを起こします。
これまた立ち止まって、じっくり見てしまう。
ダリの作品は、ダイレクトに心を掴んできます。
私の脳はこの摩訶不思議な世界をなんとしても解明したい気持ちでいっぱいになるようです。
会場の壁には、ダリのこんな言葉が掲げられていました。
シュルレアリスムは奇妙な毒である。シュルレアリスムは芸術の分野でこれまでに発見された想像力に対する毒物の中で、最も強烈で最も危険なものである。シュルレアリスムは抗しがたく、恐ろしく伝染する。用心せよ。私はシュルレアリスムを運んでくる。
なるほど…どうやら私はダリの毒に侵されていたようです。


ジョルジョ・デ・キリコ
ジョルジョ・デ・キリコの作品もありました。
デ・キリコは“形而上絵画”の画家。難しそうな言葉だけれど、実際に見ると、説明より先に感覚が動きます。
乱雑に置かれた無機物。
綺麗に並べられたパン。
計算された空間。
混乱やアイデンティティの揺らぎを表しているとも言われますが、私はとても落ち着く気持ちになりました。
何も起きない時間。誰もいない空間。それがなんと豊かに見えるなんて。
日常の疲れた時には、ぼーっと眺めていたいと思わせる絵画でした。

まとめ
シュルレアリスムは本当に難しくて、理解しがたい世界観もあります。
でも、だからこそ心を揺さぶられる。
これぞアートだなぁ、としみじみ感じた展覧会でした。




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